| 台風5号が九州直撃の中、東からは茨城、栃木、岐阜、広島、高知と開催地の九州各地から参加して開催されました。刻々と近づいて来るという台風情報にハウスや作物を心配しながらも、途中で立つ人もなく熱心にパネラーの意見に耳を傾け、白熱した質疑が行われていました。 |
 | 開会に当り主催者の活、華代表取締役社長加地良一氏から「元気な命を育てる愛華農法の最大の存在価値は、水と窒素を活かすことが出来る農法だということであり、安全・美味しい・高品質・多収穫を実感され、問題解決から夢実現のためにご活用ください。」と挨拶があった。 |
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| パネラーの一人として参加した私は、栃木県のニラ栽培において収量が平均2.8t/10aから20t/10aへと驚異的な成果を出し続けていること、福島県の宿根カスミソウで1回の定植で年2回の収穫、を3年連続で続けていること、各種の事例に共通しているのは水と肥料を慣行栽培では考えられないほど投入しているのに病害虫が激減して高品質高収量を達成することを紹介した。これまでの農業では所得を増やすには施設規模や面積を拡大してきたが、愛華農法の実現で所得増大(収量アップ×高単価−コスト低減=高所得)が可能になることを説明した。 |
| JAかしまなだ特販課の課長菊池隆氏は九州唐津市のイチゴ栽培を視察した感想を「茨城県の農地と比較すると山と海が迫って狭く、自然環境が厳しい中、高品質高生産を達成し農林大臣賞を受賞した松尾さんに敬服します。」と述べ、「しかし、私たちの農協は経済部門が60%以上でさらに30歳台の後継者がいるので、よく愛華農法を勉強し今後はこの農法による農産物を別売しブランド化を進めて行きたい。」と決意したようだ。 |
| 愛華農法の本の著者である川崎重治先生からは、九州地域でスパーマーケットを展開しているスーパーハローディーで始めたニラの新しい栽培方法で、定植した1年目から収穫をする方法が紹介された。「現在3回目の収穫だが株の分けつも良く充分採算の取れる状態で、これまでの充分な株養成後、球根に蓄えた養分で翌年の収量が決まるという概念を壊すであろう。また、販売したニラは消費者の評判もよい。」と発表があった。 |
| 愛華農法で「江戸菜」などを生産、販売している農業生産法人(株)旦千花会長の大槻洋光氏は今から6年前の2001年に通常ではリタイヤする58歳という年齢で衰退産業と言われる農業に新規参入した。現在の経営面積は12.8ha、3年後には50ha(売上目標16億円)を目指しており、「今の農家に欠けているのは自分で生産した農産物を売る力である。農業に対する思いが強く、経営力があれば農業はこれからの成長産業、農業新時代の幕開けだ。」と語っていた。大槻氏は朝早くからみずから先頭に立って収穫し、その日午前中には都内の帝国ホテルを始め名立たるホテル、レストラン、ディズニーランドに納品を終えるとのことだ。「日本の農業は労賃や土地が高いから世界的に競争力がない、などの世迷言は経営能力のない人の言う事であろう。」と言い切り、日本の美味しくて安全な野菜は何処にでも売れるという確信があるようだ。 |